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広島電鉄800形電車 (2代) : ウィキペディア日本語版
広島電鉄800形電車 (2代)[ひろしまでんてつ800かたでんしゃ]

広島電鉄800形電車(ひろしまでんてつ800かたでんしゃ)は、1983年(昭和58年)に登場した、広島電鉄路面電車である。
== 概要 ==
1983年に700形(2代)に次いで登場した路面電車〔『広島電鉄開業100年・創立70年史』229ページ〕。1997年(平成9年)までに14両が製造された〔。製造当初の車体は、同時期に製造された700形(2代)と殆ど同じだったが、集電装置をZパンタに変更〔『広島電鉄開業80創立50年史』本編151ページ〕、三菱電機製〔『鉄道ファン1989年3月号(No.335)』109ページ〕の回生制動電機子チョッパ制御に変更〔、駆動系を平行カルダン駆動に変更し〔、台車の軸バネにシェプロンゴムを採用〔した。
製造期間が長期にわたったため、時代時代の連接車のデザインを取り入れ変化しているが、駆動系の機器などに大きな変更はされていない〔。2014年現在、700形とともに市内線の主力車両として白島線を除く市内線全線で使用されている。(ただし、2008年白島線へIC乗車カード「PASPY」が導入されて暫くの間、IC対応車両の関係で9号線での運用履歴がある)
; 801, 802
: 1983年に2両が製造された〔。デザインは700形(2代)の流れを汲むもので〔、前照灯尾灯が縦に並んでいる。塗色は700形に準じ、他の800形に比べ緑帯が太いものになっているが、700形に比べると側面幕板部にラインがある点が異なる。また運転台周りも異なり、速度計の最高指示速度が60km/hとなっている(他の800形は速度計が80km/hタイプ)。800形に後付の速度制御装置はこの2両のみ設置されていない。
; 803, 804
: 1987年(昭和62年)に2両が製造された〔。3800形前期型に準じたデザインに変更され〔、前照灯・尾灯が横に並んだデザインに変化した。
; 805 - 808
: 1990年(平成2年)に4両が製造された。前照灯・尾灯が角形となり、3800形後期型に類似しているが、ワイパーは3900形と同様のものが使用されている。このグループ以降は側面の窓サッシが黒色となっている。
; 809 - 812
: 1992年(平成4年)に4両が製造された。デザイン的には805 - 808とほぼ変わらないが、前面方向幕下にあった横桟と方向幕左右にあった縦桟が廃止され、フロントガラスが完全な1枚構造になっている。バックミラーの取り付け位置は側面に移った。運転台仕切板の遮光カーテンが左右スライド式のアコーディオンカーテンから上下スライド式の幕式カーテンに変更となっている。810のみ、緑帯が側面のみやや太くなっており、側面の両端で細くすぼまる形になっている。また、この車両から車内の車両番号銘板文字体が変更となっている。
; 813, 814
: 1997年に2両が製造された。デザイン的には3900形に近く、ライトケースが車体と同色となり、外板と面一になった。なお、運転台周りがそれまでの805 - 812とは多少異なり、運転台デスクが同じ茶色となっているものの、それまでのレザー張りではなくなっている。

ファイル:Hiroden802.JPG|802号
2015年3月撮影
ファイル:Hiroden-800-2.jpg|804号
2004年8月撮影
ファイル:Hiroden-800-4.jpg|807号
2008年6月撮影
ファイル:Hiroden 810 2008 01.JPG|810号
側面の帯が太い
2008年6月撮影
ファイル:Hiroden812.JPG|812号
ファイル:20070924hiroden814.jpg|814号
2007年9月撮影


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「広島電鉄800形電車 (2代)」の詳細全文を読む



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